神戸「文鹿祭(ぶんかさい) 2019」に行ってきた

なぁ、知っとぉ?最近は鹿が増えすぎてるねんて。

聞いたことある。農家が被害にあうこともあるから、害獣扱いされてるところもあるらしいなぁ…。

神戸の「文鹿祭」とは?

大切な命。ただ駆除して終わりじゃない。

増えすぎたり、人間に害をもたらせてハンターの人に駆除されてしまう鹿だけど、その活用が始まってるみたい。

最近はジビエ料理ブームやしなぁ。イノシシは何回か食べたことあるけど、鹿はまだ馴染みがないね。

せやろ?!ちょうどこの前神戸で鹿に関わるイベントが開催されたんよ!その名も「文鹿祭」!!

文化と鹿をかけたのね!覚えやすい!
ネーミング上手いこと考えられてるな~

『文鹿祭』の趣旨とは?

文鹿祭趣旨
「森と人を繋ぎ、調和のとれた自然環境を次世代へ繋ぐ」をテーマに、農林業被害や生態に深刻な影響を与えているニホンジカを、魅力ある地域資源として、新しい食材や製品への利活用を普及する場として開催。

兵庫県HP

ということで、現地へGO!
会場は生田神社境内と参道と会館になってるよ!

鹿肉料理の屋台が並ぶ。
鹿肉ハンバーガーとかは300円程度とお手頃!
(しかし、飼い主は満腹で買わなかった…)

食べられるのは、人間だけじゃなく、肉はドックフード、骨はカミカミするワンちゃんのおやつになるんやって!

『文鹿祭』鹿肉だけじゃない。

場内ではばタンが歩いていたり、アーティストがステージで演奏していたり。
養父市(やぶし)朝来と宍粟市(しそうし)の特産品・お酒のテントもあって、飲食できるスペースもあって、生田神社境内を行きかう人もたくさん立ち寄ってたで。

角や革も雑貨に活用されてるー!

ほんで、飼い主は親切なスタッフさんが対応で、展示を見に行くことに。

鹿のはく製

わー!ハンティング体験コーナーがあるって♪って2階にいってみたら、終了してた…(泣)
(でも、初めて建物の中に入れて、綺麗な景色見られたからよかった)

気を取り直して、展示会場へ。
目に飛び込んできたのは鹿のはく製!

みんな兵庫県の鹿なんやて。
なんか、飼い主はしばらくジーっと見つめて、色んな思いを馳せていた。

そんなとき、フラワープリンセスのお姉さんが、声をかけてくれて、鹿肉を食べることに!
(鹿が見てる前で!)

鹿肉は、北海道旅行で食べたことがあるけど、地元の鹿肉って初めて。
下のネギと一緒に調理された鹿もも肉は、お肉感はしっかりあって、固いということはない。

一番良かったのはこのカレー味。
豚肉みたいで、家庭に取り入れるならこれが一番おすすめかも。鹿肉は、鉄分が多くて、タンパク質も高めなので、女性や体を鍛えている人みたいに、こだわりがある人にはおすすめかも。

鹿の革を使った商品の展示もあったよ。

鹿は捨てるところがないんやって!

需要と供給のバランス

試食後、スタッフさんがマンツーマンでついて、インタビュー形式のようなアンケートに答えました。

そこでも、話したのですが、今、鹿が害獣になっている地域があるのは事実で、ジビエ料理の特集をメディアでみるようになり、鹿革製品を取り扱うお店が増えてきている気がします。

今、価格が少し高めなのは、狩猟で供給するため、不安定な為だからとのこと。ただ、これから鹿人気で、大きなビジネス市場になると、狩猟される数が増え、今度は絶滅危惧にさらされる可能性だってあるんじゃないのかな…今は、山にいる鹿だけが狩猟されているかもしれないけど、奈良や宮島の鹿だって同じ鹿なら、価値があがれば少しずつ密猟されたりしないのかな…なんて、 素人考えを晒しました。

私は動物が好きだけど、狩猟されてしまった鹿がかわいそうとは思わない。ただハンティングを楽しむだけの無駄な狩猟は反対だけど、人間にも生活があるわけで、増えすぎているなら調整が必要だろし。

じゃぁ、致し方なく狩猟された鹿が報われる方法があるとしたら、今回「文鹿祭」で出店されているような人たちの取り組みだと思うし、これから市場に出回った時に購入する消費者の私たち自身だと思う。

山間部に住んでいる人たちの動物と人間との共存や取り組みが報われるよう、このイベントが来年はもっとたくさんの人に認知されればいいなと思いました。

「文鹿祭」は年1回開催してるらしく、来年も開催予定っていうてたで!来年春頃の第4火曜日はスケジュールあけといてな!

あ!ちなみになんで第4の火曜日にやるかっていうと4(シ)火(カ)やからやって!
イベント名に加えて、開催日までここまで深くこだわって考えられてるとは…(笑)

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