こんにちは。
MATYです。
今回ご紹介したいのは【正東貿易】の成田佑美さんです。
主に海外からの輸入商品を販売しています。
。。。と聞くと、よくある小物雑貨の販売だと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、正東貿易の売る商品には必ず『 ヒト』『 コト』のストーリーがあります。なので、個人的にはぜひとも彼女が催事や出店で店頭に立っている時に買うことをおすすめします。
凄くかわいい。
しかも柄がハッキリしているから何気にインスタ映えする。
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さて、年明けに彼女が出演するトークイベントに行ってきました。
最初は緊張気味だった成田さん。
しかし、イベントが始まると、パチっとスイッチが入ったように話出します。
起業の経緯だったり、商品のストーリーだったり。彼女独特のふわっとした口調が会場を包みます。
正東貿易の開業届けを出したのは、成田さんのお父さんのお誕生日だそうです。そのお父さんは既に他界。初めて身近な人がいなくなる体験で、当初は酷く落ち込んでいたそうです。しかし、その気持ちを乗り越え、【お父さんをもう一度産む】という気持ちで正東貿易を改めて作ったそうです。会社のロゴである『正』の文字が10個円になっているのは先代からのものだそう。
※正が十個で正東(とう=10)って粋なロゴ。ぶっちゃけ、私は正東だっけ?東正だっけ?って一瞬不安に思ったらこのロゴをおかわり神戸思い出します。
お父さんは貿易の仕事をする娘を喜んでいたそうです。彼女のメンターでもあったそうで、仕事の話をよくしていたのだとか。
私が印象的だった話は、成田さんが独立を考えた時に、お父さんから【雇われるという事はありがたいんだよ】と言われた話です。確かに、なんだかんだ言いながらも出勤していればお給料が貰え、安定します。そこをあえて離脱し、自分で稼いでいこうとする娘に対し、嬉しくも不安な点もあると思います。お父さんはきっとご自身の経験を通して娘の将来を心配していたんだと思います。(子どもの心配しない親はいないはず)
そして、商品にまつわるエピソードも色々披露してくれました。
まず、トラのイラストがあるバックやポーチはカンボジアのセメントの袋で出来ているそうです。だから、頑丈。作っているのは現地に暮らす日本人。なので、思ったより作りも仕上がりも綺麗なのです。
ポーチはサイズ違いで収納も便利。
私の友達がカンボジアに行った時に買ったって言ってたから現地でも売ってる様です。セメント袋のリサイクルにもなっていいですね。
私は、百貨店の催事の時にポーチを買いました。その時はゾウの絵柄だった。本当に頑丈です。
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次に面白かったのがこのストール
一つ一つ下絵を書いて手刺繍されています。
。。。が!!
シェフの気まぐれランチじゃないけれど、縫う人の気分で下書きと違うものを刺繍されている事もあるそう。しかも、その下絵を消さないという(笑)
これが正東貿易で取り扱う商品の良さだと思います。商品にストーリーがある。この刺繍を見て、きっとこの人は最初は鹿?を縫おうと思ったけど、海の生き物が縫いたくなったのかなー?もしかして、めんどくさくなったのかなー?と。ここで作った『ヒト』を想い『 コト』を伝えられるのです。
私の様な関西人なら、ネタのひとつとして会う人会う人にこの部分を見せてひと笑い取れる小道具になります(笑)
他にもカンボジアのプラスチックバッグや新聞をリサイクルした商品がありました。商品のタグにもしっかりその商品のストーリーが書かれています。
イベントの最後は来場者からの質疑応答タイムでした。このイベントをきっかけにさらに多くの人に正東貿易が関わる『ヒト』『コト』が広がればいいなと陰ながら願う1日でした。
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そんな正東貿易は定期的にお店を出店しています。インターネットもありますが、新作は断然現地です。
そして成田さんにぜひ声をかけてその商品のストーリーを聞いてみてくださいね。
正東貿易
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