【cat cafe ねるこ】猫を飼いたくなったらまず保護猫カフェに行ってみよう

実はその昔、高校を卒業してから動物看護士の専門学校に通い、動物病院での勤務経験もあるMATYです。小さいころから動物が大好きで、家では常になにかしらの動物がいます。(今はシマリスとハムスター)

が!しかし。
我が家で唯一家で買うことが出来ない動物が、「猫」なのです。
理由は色々あるのですが、総じて家族の賛成が得られないことが一番大きな原因。
犬や猫のようなパートナー的な動物になると、自分の様に出張で不在が続く場合、家族の協力なしでは飼えないです。

そんな何らかの理由で猫が好きだけど飼えない…という私のような人の癒しのスポットが猫カフェであります。

今日は、神戸市須磨区にある「cat cafe ねるこ」さんにお邪魔してきました。
一見、普通のマンション。

斜め前には学校があり、閑静な住宅街にポツンとあります。

料金システムは1時間1,400円でフリードリンク。
以降は10分200円、30分500円の追加料金となります。

2階に上がって扉を開けると、猫の飛び出し防止のドアの向こうからお店のお姉さんに初めての来店か確認されます。

お店でのルールとしては下記のとおり。

①猫の抱っこNG
②動画・フラッシュ撮影はNG(写真撮影はOK)
③大きな声で騒がない・走り回らない
④周りに迷惑をかけない
⑤猫にやさしく
⑥飲食は喫茶スペースで(猫に給餌禁止)

・料金は後払い
・滞在時間は自己管理(3分以上で延長扱い)
・完全禁煙
・中学生未満は保護者同伴

 

上記を確認後、お店の中に入ります。
ロッカーに荷物を入れて、消毒をしたらお店の方から入店時間を言われますので、そこからフリータイムが始まります。

 

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私のそばにいてくれたのはこの子でした。

この棒にタコ糸がついた猫じゃらしがお気に入りのようで、よく遊んでました。
(激しすぎて遊んでいるところをうまく撮影できないけど…)

(ペシッ)確保にゃ!

お店のおねぇさんに列をなす子達。

ボールを投げて貰って取りに行って、また「投げて~」ってくわえて戻ってくる犬のような特技を披露してくれました。(しないときもあるそうですが^^;;)

丸めた紙でもひとりで遊んでた。(ただ、ただかわいい…)

お客さんがいても、お昼寝タイムの子達もいます。
寝顔を見てるだけでも癒される~(o^―^o)

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途中から、少し若い子が入ってきました。

同じ部屋にいても、相性があるそうです。

 

さて、ここにいる猫ちゃんたちはご覧のとおり、雑種。
アメリカンショートヘアやペルシャといった、品種猫ではなく、動物管理センターや多頭飼育されていたところから保護されてきた猫です。

なので、お店に来る人に癒しを与えてくれつつ、新たな家族を待っている子達でもあります。

私はペットショップで猫を飼うことも悪くはないと思いますが、もしただ猫が飼いたくなったのであれば、こういう新しい家族を待つ子たちの存在を一番最初に思い出してほしいです。

私が14年飼っていた家の犬も里子で愛媛から来た子でした。譲渡された子を飼うメリットとして、私の個人的な感想としては、譲渡してくれた里親さんに成長を伝えられる(話を理解してくれる存在がいる)こと、ある程度成長した子の場合、性格や癖が分かるのが良かったなぁと思いました。もちろん、一緒に暮らし始めてからのしつけも必要ですが。

話は猫に戻しまして、私が動物病院で勤務していた時代も、たくさんの保護猫の里親探しをしていました。子猫は人気なんです。とにかく見た目が可愛いから。でも、そのかわいさで甘やかすと爪も切らせてくれない子になってしまう可能性もあります。逆に、ある程度成長している子は、性格が分かってくるので、本当に理想の子に出会う可能性が高いと思います。例えば、あまり鳴かない子とか、人見知りしない子とか。

保護猫カフェでは、スタッフの方に猫の性格を聞くこともできますし、お試し(トライアル)で数日実際に家で暮らしてみるということも出来ます。

もし、ご自身やご家族(お子さん)が「猫を飼ってみたいな~」と思われたら、一度お近くの猫カフェに行ってみてください。そして、猫カフェにあるソファやテーブル、床をよく見てください。家具には少なからず、猫たちの爪痕や噛み跡、床には抜け毛があると思います。

今のあなたのお家、またはお部屋のベッドや机が、そんな風に傷ついても怒らずにいられますか?服やカーペットについた抜け毛を黙って毎日掃除し続けられますか?SNSで見る動物たちはかわいいですが、毎日のリアルな生活は、動物のにおいやボロボロの家具までは伝わりにくいと思います。こんなはずじゃなかったと手放す勝手な飼い主がいるから、今まで殺処分される動物たちがいたわけで、本当に最後まで看取る覚悟や環境であるかを考え、そのうえで、トライアルを経て家族に迎え入れることが、理想じゃないかなーと個人的には思います。

ここにいる子たちは、みんな何らかの心の傷を持っている。

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最後に、「cat cafe ねるこ」には猫雑貨も色々ありました!
売り上げの一部もしくは全額が保護猫たちの為に使われます。

もちろん、この場所を訪れた人が支払う時間制の代金も保護猫たちの為に使われます。
きっと、お店を出た後、「かわいかったねー」「癒されたねー」だけじゃなくて、保護されている猫たちの幸せを願わずにはいられなくなるはず。

保護猫カフェでもある「cat cafe ねるこ」は、猫を愛する人たちが、各々の立場で出来る限りの力を出し合って、猫たちの幸せを考えている暖かく、優しい空間でした。

居心地のいい場所なので、いつか猫たちとお昼寝もしてみたいなー。
逆トライアルだなー(笑)

なかなかカフェに行けない場合、物資支援も募集しているようなので、お店のブログをチェックしてみてくださいね。⇒「cat cafe ねるこ」のブログ

 

cat cafe ねるこ

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