湊川の「ミナイチ」閉店。ありがとう・さようなら

ミナイチ、県の商店街再生事業に伴う建て替え

神戸の台所、湊川市場の周辺施設で商店街と下町ならでわのあたたかさがあった「ミナイチ」が県の商店街再生事業に伴う建て替えで2019年3月31日で幕を閉じました。

飼い主は3月31日のお昼に最後の景色を撮影にいきました。もうすでに多くの店舗は抜けていましたが、最後まで営業しているお店は、常連のお客さんと「また会いましょう」と別れの挨拶を交わしていました。

ミナイチ最後の日の姿

2019年3月31日の写真を残しておきます。

閉鎖じゃなくて新しくなるけれど・・・

湊川は私の母が両親と買い物に行っていた場所であり、祖父も最後まで好んで買い物に出かけるのは東山商店街でした。

向かい同士のお店に群がるお客さんで通りにくい道だけど、新鮮な野菜や果物が安くて、子供の頃にお使いに行くと、夕方くらいにはオマケしてくれたり、安くしてくれたり、お店のおっちゃん、おばちゃんは気さくで話しやすく、どこに何のお店があるか覚えていて、買い物だけじゃなくて、顔見にいくのが楽しかった思い出の場所。

「ミナイチ」自体がなくなるわけではなく、新しく生まれ変わるだけなんだけど、見慣れた看板や景色がなくなるのは、建物に染み付くかつて自分が歩いた記憶や思い出がなくなる気がして、とても寂しいです。

でも、これからも神戸の台所として、地域の人の食卓を支える商店として、素敵な売り場に生まれ変わる日を楽しみにしています。

育ててくれた場所。今までありがとうございました。

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